アシュタンガヨガの成り立ちと発展

インドには伝統的なヨガがいくつかありますが、いずれも古いヨガの経典に書かれているものだったり、それを元に現代人が解釈を加えて作られたものだったりします。

私たちが日々実践し、みなさんにお伝えしている「アシュタンガ・ヨガ」もそれら伝統的なヨガの一つで、「ヨガ・コールンタ」という古い経典がベースになっています。

今回は、アシュタンガ・ヨガがどのようにして成り立ち、発展してきたのか、アシュタンガヨガの生みの親シュリ・K・パタビジョイス氏の著書「ヨガ・マーラ」の序文を元にお伝えしたいと思います。
※マーラ…サンスクリット語で「花冠」

アシュタンガ・ヨガの生みの親

アシュタンガヨガは、全てのアーサナ(ポーズ)の順番が決まっていたり、ポーズに伴う目線や呼吸のタイミングや動きの全てが、細かく決められていることが特徴なのですが、そのようなルールやシステムを作り上げたのが、シュリ・K・パタビジョイスという人です。ここから彼の名をジョイスという風に呼びます。

この人は、1915年生まれで、2009年に94歳で亡くなりました。彼の父親は占星術師で司祭でした。つまり、カースト制度では一番上のバラモン階級で、5歳からサンスクリットや儀式の教育を受けているような、エリート出身です。

ジョイスの少年時代

彼が12才の頃、中学校でヨガのデモンストレーションと講義が行われた時に、それを見たジョイス少年は、ヨガにとても魅了され、そこでデモンストレーションをしていたヨギーにヨガを教えて欲しいと頼み込んで、最初は子供なので軽くあしらわれるのですが、あまりに真剣なので、じゃあまた明日おいで、と言ってもらえて、それから毎日ヨガを教えてもらう日々が続きます。

実はそのヨギーというのが、クリシュナ・マチャリヤというとても偉大なヨギーでした。

実はジョイスは、ヨガをしていることや、これからヨガをもっと深く学ぼうとしていることを、自分の親や家族に秘密にしていました。

当時は、ヨガの実践者になるということは、家庭や社会を捨てるということになり、ジョイスの家の階級や父親の仕事柄、絶対にそれは許されないことだったからです。

15才の頃には、マハラジャのサンスクリット・カレッジに通うため、たったの2ルピーだけポケットに入れて家出同然でマイソールへ行きました。

行けばどうにかなると思っていたのでしょうが、1〜2年は物乞いをしたり、知り合いの宿舎に寝泊まりしながら、3年めにようやく親に連絡して、居場所や何をしようとしているかなどを打ち明けた後、なんとかまともに大学に通えるようになりました。

ヨガの実践と研究

それから26年間大学にとどまり、ヴェーダの研究、サンスクリットの習得、アドヴァイタ・ヴェーダンタ(不二一元論)という哲学で教授の地位を得ました。

当時、マハラジャ主催のデモンストレーションや研究調査をしていたクリシュナマチャリヤに同行したり、大学でヨガを教えたり、1948年にはヨガの病気治療的な側面を実験するための研究所「アシュタンガヨガ・リサーチインスティテュート」を自宅に設立しました。

アシュタンガ・ヨガの確立

この研究所の評判は、多くの生徒を呼び寄せました。アシュタンガ・ヨガが病気治療に繋がった事例がいくつもあるため、医者に勧められてやってきた難病患者(リウマチやハンセン病、喘息など)が、入り口に行列を作っていたというエピソードも多くあります。

そして、ヨーロッパやアメリカをはじめ、アジア各国、その他多くの国からヨガの修行にやって来ました。長期にわたってジョイスの元に通い修行を続ける人は、ジョイスの精神を受け継いで、それぞれの国で指導者となりアシュタンガヨガを伝えることができました。

また、彼の娘(サラスワティ)や息子(マンジュ)、孫であるシャラートやシャミーラも、ジョイスから学んだアシュタンガヨガの系譜を継承するため国内外で指導を行っています。

そのようにして、各地でアシュタンガ・ヨガというものが少しずつ知られることとなり、マドンナやスティングなどの有名人がアシュタンガヨガを実践し紹介したことにより、ヨガブームに火をつけ瞬く間に広がっていきました。パワーヨガやヴィンヤサヨガなどは、このアシュタンガ・ヨガを元にアレンジされたものと言われています。

さて、ジョイスは2007年に体調を崩し、2009年に94歳で亡くなりましたが、子供の頃から祖父のもとで学び、6つのシリーズすべてを実践してきた孫のシャラートがその後のKPJAYIのディレクターを引き継いでいます。

そして紆余曲折ありながらも、2019年にはジョイスの母、サラスワティ・ランガスワミが自身のヨガスクールをKPJAYIに移し、「K・パタビ・ジョイス・アシュタンガヨガシャーラ」と改名、シャラート・ジョイスは新しいシャラ「シャラート・ヨガ・センター」を開設しました。

ところで、ジョイスの師匠であるクリシュナ・マチャリヤを中心に、伝統的ヨガのルーツを追求したドキュメンタリー映画「聖なる呼吸」をご存知ですか?この映画では、ジョイスやその家族はもちろん、当時のヨギーたちの貴重な映像をたくさん観る事ができますので、興味のある方は是非入手してみてくださいね。

バンダの仕組みや効果について詳しく解説(ヨガ上級者向け)

アシュタンガヨガを始めてしばらくすると、「バンダ」というものについて学ぶ時がやってきますが、バンダを学び意識するのに適した時期は、中級〜上級シリーズを数年間、毎日実践している人が次へのステップのためにバンダの必要性を感じる時とされています。

“伝統的にバンダは、多くの複雑なアーサナや呼吸法やムドラをマスターし終えて、次の精神修行を求める人だけに密かに紹介されるという事実がある。つまり「バンダの練習」をするということは、ヨガの実践者からすれば、ハイレベルの実践をしているということを示している。”(Moola Bandha: The Master Keyより)

ですので、初級シリーズを練習する頃は、それほどバンダを意識しなくても大丈夫です。なぜなら、初級者は基本的な心身の健康を取り戻したり、継続して実践を行う強さを養うことに注力する必要があり、そのレベルでの実践においては、バンダへの知識や意識はなくてもなんの弊害も無いからです。

そういうわけで今回の記事は、ヨガ上級者向けの話になりますが、バンダの仕組みやその効果についてお伝えします。

karandavasana

バンダの意味

「バンダ」という言葉には、サンスクリット語で「閉じる、妨害、凝固、ロック」といったような意味があります。ほとんどの現代のヨガの教本では、バンダは単に「ロック/鍵をかける」として定義されていますが、バンダの本来の意味は本質的に逆です。なぜなら、身体的なレベルで特定の筋肉をロックまたは収縮させることによって、「解放」の微妙なプロセスが精神的レベルとエネルギーレベルで同時に進行すると言われているからです。

バンダはまた、脊椎と脳のエネルギーセンター(チャクラ)に関連しているため、肉体だけでなく、エネルギー、メンタル、超能力、マインドへ広範囲に渡って影響を及ぼします。

バンダの種類

バンダは基本的に「ムーラバンダ」「ウディヤナバンダ」「ジャランダラバンダ」の3つで構成されています。その他にこれら三つを組み合わせた「マハバンダ」というものもありますが、上級レベルに達するまでは実践しません。

ムーラバンダは会陰または子宮頸部、ウディヤナバンダは下腹部〜みぞおち、ジャランダラバンダは喉元(甲状腺の辺り)の意識的、意図的な収縮です。

バンダの仕組み

バンダは、それぞれの部位の筋肉を引き上げたり引き締めたりするテクニックです。これらの筋肉の引き締めは、緊張、循環器、呼吸器、内分泌、エネルギーシステムに影響を与えます。筋肉が収縮すると、神経インパルスは脳を中継して他の神経回路と神経中枢を作動させます。

ムーラバンダ(会陰収縮)

骨盤領域の感覚運動神経系と自律神経系の両方を刺激します。ムーラバンダが実行されると、骨盤脊髄から出現する副交感神経線維を活性化し、心拍数、呼吸、血圧(正常な血圧の人のみ)の低下、および一般的な休息とリラックスの感覚を含む、体内のすべての副交感神経活動を強く促します(交感神経への刺激も発生するが、わずかなレベル)。副交感神経系と交感神経系の両方を刺激し、体内の神経活動の主要な要素のバランスを取り戻します。これは、内分泌系に関与する視床下部にも非常に明確な影響を及ぼし、その情報を大脳辺縁系(感情)全体と大脳皮質(脳の外層)に中継します。つまり、ホルモン分泌や感情の起伏などにも関与するということです。

ウディヤナバンダ(腹部収縮)

消化器官、副腎、腎臓、そして最も重要な丹田を圧迫し、腹部と胸でエネルギーが生成されます。

そのエネルギーには「癒しの性質がある」と意識的に経験され、私たちの幸福感を高めます。ウディヤナバンダは交感神経系の調子を整え、より効率的に機能するように促します。

また、交感神経系が不適切な状況で機能しないように制御できるため、心身症におけるストレスや不安の影響を回避できます。

ジャランダラバンダ(喉の圧迫)

首を伸ばし、脊髄を引っ張って脳を引っ張ることで、下垂体と松果体に微妙な影響を及ぼします。また、首の前方への屈曲が甲状腺、副甲状腺、胸腺に影響を与えます。

同時に、延髄(脳の下部と脊髄の上部)の副交感神経の脊髄領域を刺激して、心拍数、呼吸、血圧などを調節したり、頸動脈洞を圧迫し血圧を下げるのにも役立ちます。

Gomukhasana

このようにバンダの実行によって、交感神経の緊張を和らげることにより、安らぎ、リラックス、そして一般的な幸福感が実現するだけでなく、筋肉と内臓の一般的なマッサージ効果にもつながるため、体の一般的な浄化にも役立ちます。また、バンダは内分泌腺にも影響を与えますが、これらの内分泌腺はチャクラと密接に関連しているので、バンダの実行がチャクラを刺激し、それが生命を維持するエネルギーを与えることにもなります。

バンダの効果

バンダの身体的効果

プラナヤマ(呼吸とエネルギーの制御)と組み合わせたバンダの実行は、次のように全身に影響を与えます。

  • 内分泌系の効率的な機能を調和させる
    • ジャランダラバンダは下垂体、松果体、甲状腺、副甲状腺、胸腺に直接影響を及ぼす
    • ウディヤナバンダは、副腎と膵臓に直接影響を及ぼす
    • ムーラバンダは、性腺と会陰部/子宮頸部(痕跡内分泌腺と言われている)に直接影響を与える。
  • すべてのバンダは、下垂体、松果体、脳に間接的な影響を及ぼす。バンダが内分泌腺に直接影響を与える結果、体内の特定のバイオリズムも調節される。たとえば、ムーラバンダとウディヤナバンダはどちらも月経を安定させるのに非常に役立つ。
  • すべてのバンダは、正しく実行されると、呼吸が低下し、落ち着きとリラックスをもたらす
  • 血圧が下がる
  • 心拍数が低下する
  • 深いリラクゼーションの兆候であるアルファ脳波の生成が増加し、神経活動が遅くなっていることを示している。体内の交感神経活動が低下し、リラクゼーションのさらなる兆候が現れる
  • 脳内の混乱した神経回路や交差した神経回路が並べ替えられ、事実上「脳をリストア」する
  • 消化器系は、内臓への圧力によって調子を整え、マッサージし、活性化する
  • 泌尿生殖器系の活動の調和は、神経系を介した反射作用の結果として発生する

バンダのプラーナ的効果

各バンダは、プラーナ(生命エネルギー体)の特定の焦点の刺激に関連付けられています。バンダは、脊椎の特定の神経叢、内分泌腺、およびチャクラとして知られるプラーナのエネルギーセンターに相互に関連していると言われています。身体的レベルの各神経叢と内分泌腺には、次のようにプラーナレベルの対応するチャクラが存在します。

  1. ムーラダーラ・・・仙骨/尾骨神経叢
  2. スワディシュターナ・・・前立腺神経叢
  3. マニプーラ・・・みぞおち
  4. アナーハタ・・・心臓神経叢
  5. ヴィシュッダ・・・咽頭/喉頭神経叢
  6. アジューニャーと(7) サハスラーラ・・・ 松果体 / 下垂体 / 視床下部の複合体

背骨にある六つのチャクラのうちの三つ、ムーラバンダ(ムーラダーラチャクラ)、ウディヤナバンダ(マニプーラチャクラ)、ジャーランダラバンダ(ヴィシュッダチャクラ)は、バンダが直接活発な刺激をもって関連しています。

これらの刺激は、脳と心のこれまで休眠していた潜在的な能力を活性化し、目覚めさせます。従って、バンダの習得は私たちの可能性を最大限に実現することにつながるのです。

多くの難解な哲学によれば、プラーナ(アパナ)の下向きの流れは、人間の意識をより低く導くとしています。(本能的な欲求への執着、過度の甘やかし、無気力、無力、怠惰など)

これらの哲学によれば、人間の本質は元来神のようなものであり、「第一原因(アリストテレスの唱えた万物の運動の根本原因)」を再生または実現するためには、意識を向け直さなければならないと考えられています。ここでのバンダ、特にムーラバンダの役割は、下降運動の意識をブロックし、それを上方に向け直すこと、と説明されています。

バンダをさらに理解するには、バンダを単に「ロック」としてだけでなく、身体的および精神的な「不純物」の除去剤として見るように視野を拡張する必要があります。経典によれば、ムーラダーラ、アナハタ、アジュナのチャクラには、「グランティ(精神的な結び目)」があるとされています。「グランティ」というのは、人間の意識の中にある「障害」、つまりものごとの根本的な性質、本質を覆い隠してしまう、個々の思い込みや思考の癖などのことです。

伝統的に、バンダはこれらのグランティを解く最も効果的な手段の1つとして規定されており、緊張、不安、抑圧、未解決の対立として存在し、それによって私たちの本質を再発見することができるとされています。

このバンダの実行によって、骨盤底のムーラダーラチャクラから頭頂のサハスラーラチャクラに向かって、グランティという「詰まり」や「障害」を排除していきながらチャクラを開いていき、最終的に頭頂部のサハスラーラチャクラに到達する時、サマーディの状態を体験することになります。

Moola bandha the master key

まとめ

さて、私たちアシュタンギは日々、ヤマ(禁戒)、ニヤマ(勧戒)、アーサナ(坐法)の実践を繰り返し行いながら、少しずつ変化していきます。全く何もできない状態から、呼吸を覚え、アーサナをおぼえ、ヴィンヤサを通して動きと呼吸の連動を覚え、心と身体を強くしなやかにします。さらに、それを深め熟達していくと体内に自らエネルギーを生成し、保持することができるようになってきます。

それはつまり、バンダの実行ができるようになってきた証拠です。そしてそれを自覚し、自在にコントロールできるようになって初めて上級者レベルの学びに手をつけられるものと考えて良いと思います。

その時には然るべき指導者から直接指導を受けながら学ばなければいけません。たとえ本場インドであっても、海外からの渡航者を騙すサギ団体や指導者も多いと聞きます。指導者を探す際にはどうか慎重に。自分が長年指導を受け信頼関係もすでに築けている師匠が、プラーナヤーマ以降を指導できる資格のある方であれば、最高ですね。

今回の記事は、上記の「Moola Bandha: The Master Key」を参考にしています。全編英語ですが、気になる方は是非読んでみてくださいね。

毎朝の習慣にしよう!朝の太陽礼拝(Clubhouse朝ヨガ)のご案内

みなさんは、Daily practice(毎日練習)ができていますか?

長年アシュタンガヨガを実践している私も、今でこそ毎日フルプラクティス(先生からここまで、と指示されたアーサナまでを行うこと)をしっかりとやっていますが、このペースになるまでかなり時間を要しました。

日常生活、環境、仕事、家庭の事情、などなど、色々な理由がそれぞれあると思います。その中でいかにして「アーサナの練習」の時間を作るか、これがなかなか難しい。

また、モチベーションを保つことができないという方も多いです。今日はだるいなあ、調子が悪いなあ、なんて途中で切り上げたり、マットを敷く気にもなれないで、自己嫌悪に陥ったり、、。今回は、Daily practiceしなければならない理由から、どうすればできるようになるのかその方法についてお話ししたいと思います。

そもそも、なぜ毎日アーサナの練習をしなければならないのか?これをもう一度おさらいしましょう。

毎日アーサナの練習をしなければならない理由とは?

色々な理由があると思いますが、私が思う一番大きな理由としては、毎日やらなければ変化が起きない、あるいは変化がわかりづらいため、ヨガの効果や恩恵を感じられないため。なんのためにやっているのかその効果を感じられなければ、やる気、おきませんよね?やっぱり、あ、体が変わってきた!精神的に安定してきた!毎日ハッピー!という風に思えて初めて、「続けたい」と思えるものです。だから、続けたいけどなかなか継続できない方は、まずはある一定期間は絶対になんとしてでも毎日続けなければ、習慣にすることはできないのです。

それから、人の筋力というのは鍛え続けなければ、すぐに弱くなってしまうためです。また、アシュタンガヨガのプライマリーシリーズは、ヨガセラピーと言って、病気の治癒を目的としているシリーズなのですが、自分の呼吸と体の動きによって内臓をマッサージしたり、心肺機能が鍛えられたりします。数回やっただけでも効果はありますが、練習をしなくなったら、その健康具合もすぐに元に戻ってしまいます。せっかく整えているのに勿体無いですよね。

そして、アシュタンガヨガの中級レベル「インターミディエイトシリーズ」に進むためには、フルプラクティスを最低でも週に3〜4日を習慣にしている人でなければ乗り越えられない壁がどんどん出てきます。上級の「アドバンストシリーズ」に関しては、毎日フルプラクティスができる精神力と体力がなければまず無理です。

※もっと詳しく→daily practice 「なぜ毎日練習」しなければいけないのか

最初の一歩は毎日15分の「太陽礼拝」

アシュタンガヨガのシステムはとてもよく考えられてできています。まず最初に太陽礼拝から始まりますが、初心者はこれだけを毎日続けます。AとBを合わせてたったの15分です。15分だけなら、いつもより30分だけ早くおきて頑張れそうじゃないですか?これをとりあえず1週間、毎日続けてみてください。1週間だけ気合いを入れてみてください。意外とできると思います。そして、1週間できたら、次は2週間、次は1ヶ月。そして3ヶ月、半年、、、、そうやって少しずつ続けることが楽になってきます。むしろ、やらなきゃ気持ち悪いと思うかもしれません。

太陽礼拝だけでも3ヶ月続けられたら、少しずつアーサナを増やしてみてもいいかもしれません。もちろん、増やさずにずっと太陽礼拝だけでも素晴らしい効果を与えてくれます。

それでもやっぱり自信がない方に

「続けたい」という思いがあるにも関わらず、一人だと心が折れてしまって難しい、という方は、無料オンライン「Clubhouse」で太陽礼拝がおすすめです。是非私たちと一緒にやってみましょう。

2021年の2月から「Clubhouse」というSNSが日本でスタートしたのをキッカケに、その中で「みんなのヨガ」というクラブを立ち上げ、平日毎朝6:30〜みんなで集まって太陽礼拝の音声(15分間)に合わせて、一緒に練習するというのをはじめました。参加しているほとんどの方がヨガ未経験者でした。毎朝20名弱のメンバーが集まり、太陽礼拝をした後は、雑談や質問のコーナーを設けて、コミュニケーションをとったり、聴き専の方はラジオのように聴いてくださっています。

一人だと難しいことも、同じような境遇の方の話を聞いて共感したり、わからないことが解決できたり、また、やる気の出ない日も、とりあえずその場を覗いてみると自然とモチベーションも上がりやる気になったりと、お互いを支えあいながら、気がついたら半年以上続けている!という方がほとんどです。

詳しくは以下の動画をご覧ください。

太陽礼拝だけでも効果大

アシュタンガヨガの中で一番最初に行う太陽礼拝は、ウォーミングアップのようなものですが、実はこのシークエンスにはたくさんのアーサナ(ポーズ)が含まれていて、それぞれに心身の健康を促進する効果があるので、これだけでも十分に健康促進、維持ができるんですよ。だから私はこの太陽礼拝をとても大切に思っていますし、大好きなんです。

たとえヨガに興味がなくても、みなさんの心と体の健康のために、これをラジオ体操のごとく、毎朝の習慣にできたらいいのに、と心から思います。

clubhouseの始め方

  • 1.clubhouseのアプリをインストールしてください。
  • 2.アプリでアカウント登録をしてください。(興味あるジャンルとかの選択がありますが、適当でもいいです。)
  • 3.info@sumsuun.comに件名に「朝ヨガ参加希望」、本文にお名前、アプリをインストールしたスマホの電話番号を記載して送信してください。※SMSで既存のユーザーから招待しないと始められません
  • 4.こちらから招待すると、clubhouseから招待リンクのついたSMSが送られてきますので、記載されたリンクから進むとclubhouseに参加ができます。

朝ヨガの参加方法

  • 1.clubhouse内で「みんなのヨガ」で検索するか、以下のリンクからクラブ「みんなのヨガ」に参加してください。
    https://www.clubhouse.com/join/%E3%81%BF%E3%82%93%E3%81%AA%E3%81%AE%E3%83%A8%E3%82%AC/8ZqjWdd3
  • 2.月〜金の朝6:25以降にclubhouseのアプリを開くとトップの上部に「みんなで太陽礼拝」という部屋が表示されるはずなので、タップして入室してください。
  • 3.6:45ぐらいには練習が終わり、7時頃まで雑談をしていますので、よかったら手を上げてスピーカーに入って自己紹介をしてください。(慣れてからでも構いませんし、強制ではありません^^)

Manduka PRO(マンドゥカ プロ)シリーズの並行輸入品を買ってみました

みなさんは、どちらのヨガマットを使っていますか?
私はこの4年くらいマンドゥカのブラックマットを愛用しています。それまではいくつかのブランドのマットを数年ごとに変えて使っていたのですが、最終的にこのブラックマットで落ち着きました。
アシュタンガヨガといえばブラックマットというくらい、アシュタンギーは当たり前のように使っているこのブラックマット、通常の正規品だと2万円ぐらいするんですよね。
Too expensive!!
と叫びたくなります。
しかしながら、それだけの価値があることも事実。
<ブラックマットのいいところ>
・しっかりした素材なので丈夫で長持ち(毎日激しく使っても10年は保つ)。
・厚みが6ミリとかなり厚手なので、しっかりと衝撃を吸収してくれて、飛んだり跳ねたりするようなアシュタンガヨガに向いている。
・重みがあるので足が引っかかってめくれたり、たわんだりということがない。また、グリップ力もあるので、マットのせいで集中力が途切れるというようなことは起こりにくい。
<ブラックマットのデメリット>
・かなり重いので旅行先に持っていきにくい。


とはいえ、マット一枚で2万円・・・というのは、結構大きな決断が必要。これを読んでいる専業主婦アシュタンギーも多いと思います。ヨギーではない人から見れば、騙されて高いツボを買わされているようにも見える・・・。かもしれない。
かくいう我が家も経済的に豊かとはいえない暮らしをしているので、あまり贅沢はできません。
そんな我が家の世帯主、アシュタンガ初級者の夫が、ついにマットを買い換えるということでどうしたかというと・・・
マンドゥカプロの「並行輸入品」なるマットを購入!したのであります。
えー、並行輸入品って結構偽物あったりしない?大丈夫??と不安になりますよね。
結論から言うと、「ちゃんとしたマットを安くゲットできてラッキー!!」でした。
そのお値段、なんと12,000円・・・。
えー?!本当に大丈夫?!
(とはいえ、それでもまだ高価であることは否めない。)

実は、マイソール南畑に通われている生徒さんが近頃、ネットで並行輸入品のプロマットを通常の値段よりもかなり安く購入したということで実物をよく見せてもらったのですが、本物と比べて見た目も材質も全く違わないものだったので、どこで購入したのか教えてもらったのです。
さらにそのお店は、どんな会社が経営していて、ほかにどんな商品を販売しているのか、、などなど入念にチェックし、問題なさそうだと判断し購入したので、まず間違い無いだろうと思います。
もちろん、絶対本物だっていう保証はできませんが、実際に届いたマットの触った感じや使用感なども遜色ありません。

ちなみに、プロライトというのもあって、それは厚さが5mmのマットで、グリップ力や衝撃吸収力もプロとそこまで変わらず、プロより1mm薄くなった分、少しだけ軽くなっています。とはいえ、トラベルマットと呼ばれるかなり軽量なマットに比べれば、全然重いですけどね、、、

さて、本物だという証拠もなければ偽物である証拠もないので、ご自分の目で確かめていただくしかないのですが、よし、買ってみよう!と思われた方は、以下からどうぞ。
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<マンドゥカマット購入後について>
マンドゥカのマットは、使い始める前に海塩を全体にまぶして放置、24時間後に濡れた布巾などで塩を拭き取ってください、とマットのパッケージに記載してありました。
公式サイトには、必ずしなければいけないわけではない、とも書いています。
何もしなければ、しばらくヌルッとした感触がすると思いますが、使っているうちにそれもなくなってくるようです。

ちなみに私が使っているブラックマットは、友人が以前買ったけど全然使わないから(なんでや!)安く譲るよ、ということだったので、そのようにして大切に使わせていただいている次第です。

アシュタンガヨガのアーサナ(ポーズ)名・サンスクリット語の意味

アシュタンガヨガには初級・中級・上級(A〜D)の6つのシリーズがあり、アーサナ(ポーズ)の順番も全て決まっています。このページでは、アシュタンガの上級Aまでのアーサナを一覧にしましたので、よかったら参考にされてくださいね!

Fundamental sireise(基本のシリーズ)

初級・中級シリーズの中で行う共通する基本のシークエンスです。

スリヤナマスカラ【スーリヤ・ナマスカーラ(Surya Namaskara)】スリヤ(suria)太陽/ナマスカーラ(namaskr)礼拝
パダングシュタアサナ【 パダングシュタアサナ(padagusthasana)】パーダングシュタ(padagustha)足の親指
パダハスタアサナ【パダハスタアサナ(Pada Hastasana)】パダ(pada)足/ハスタ(hasta)手
トリコナアサナ【ウッティタ・トリコナアサナ(Utthita Trikonasana)】ウッティタ(utthita)体を伸ばす/トリコナ(trikona)三角
トリコナアサナb【パリブリッタ・トリコナアサナ(Parivrtta Trikonasana)】パリブリッタ(parivrtta)ねじる、振り向く、回転/トリコナ(trikona)三角
パルシュヴァトリコナアサナ【ウッティタ・パルシュヴァコナアサナ(Utthita Parshva Konasana)】ウッティタ(utthita)体を伸ばす/パルシュヴァ(parsva)体側、横/コナ(kona)角
パルシュヴァコナB【パリブリッタ・パールシュヴァコナアサナ(Parivritta Parshva Konasana)】パリブリッタ(parivrtta)ねじる、振り向く、回転/パルシュヴァ(parsva)体側、横/コナ(kona)角
プラサリタ【プラサリータ・パドッタナアサナ(Prasarita Padottanasana A)】プラサリタ(prasarita)広いスタンス、伸びた/パダ(pada)足/ッ(ut)強烈に/タナ(tan)伸ばす
パルシュヴォッタなアサナ【パルシュヴォッタナアサナ(Parshvottanasana)】パルシュヴァ(parsva)体側、横/ッ(ut)強烈に/タナ(tan)伸ばす

Primary sireise(初級シリーズ)

プライマリーシリーズは、別名「Yoga Cikitsa(ヨガ・チキッツァ)」とも呼ばれ、ヨガ療法・ヨガセラピーを意味しており、病気や怪我の治療の効果があります。

ウッティタハスタ【ウッティタ・ハスタ・パダングシュタアサナ(Utthita Hasta Padangusthasana)】ウッティタ(utthita)体を伸ばす/ハスタ(hasta)手/パーダングシュタ(padagustha)足の親指
アルダバッダパドモッタナアサナ【アルダ・バッダ・パドモッタナアサナ(Ardha Baddha Padmottasana)】アルダ(ardha)半分/バッダ(Baddha)拘束された/パドマ(padma)蓮/ッ(ut)強烈に/タナ(tan)伸ばす
ウトゥカタアサナ【ウトゥカターサナ(Utkatasana)】ウトゥカタ(Utkata)不均衡な、難しい
ヴィラバドラアサナ【ヴィラバドラアサナ(Virabhadrasana)】ヴィラバドラ(Virabhadra)シヴァの化身の戦士の名
パスチモッタナアサナ【パスチモッタナアサナ(Pascimottanasana)】パスチマ(paschima)西、後ろ側/ッ(ut)強烈に/タナ(tan)伸ばす
プールヴォッタナアサナ【プールヴォッターナアサナ(Purvottanasana)】プールヴァ(purva)東、前側/ッ(ut)強烈に/タナ(tan)伸ばす
abpp【アルダ・バッダ・パドマ・パスチマッタナアサナ(Ardha Baddha Padma Pascimottanasana)】アルダ(ardha)半分/バッダ(Baddha)拘束された/パドマ(padma)蓮/パスチマ(paschima)西、後ろ側/ッ(ut)強烈に/タナ(tan)伸ばす
tmepp【ティリアングムカイカパダ・パスチマッタナアサナ(Tryanga Mukhaika Pada Pascimottanasana)】ティリ(tri)3/アング(anga)枝、分かれた/ムカ(muka)向かって/イカ(eka)1/パーダ(pada)脚
ジャーヌシルシアーサナ【ジャーヌ・シルシャーサナ(Janu Sirsasana)】ジャーヌ(janu)膝/シルシャ(sirsa)頭
マリーチアーサナ【マリーチアーサナ(Maricyasana)】マリーチ(maricy)賢者マリーチ
ナヴァーサナ【ナヴァーサナ(Navasana)】ナーヴァ(nava)船
ブジャピダーサナ【ブジャ・ピダーサナ(Bhuja Pidasana)】ブジャ(bhuja)肩、腕/ピダ(pida)圧迫
クルマアサナ【クールマーサナ(Kurmasana)】クルマ(kurma)亀
スプタクルマアサナ【スプタ・クールマーサナ(Supta Kurmasana)】スプタ(supta)横たわった/クルマ(kurma)亀
ガルバピンダアサナ【ガルバ・ピンダーサナ(Garbha Pindasana)】ガルバ(garbha)子宮/ピンダ(pinda)胎児
クックタアサナ【クックタアサナ(Kukkutasana)】クックタ(kukkuta)鶏
バッダコナアサナ【バッダ・コーナアサナ(Baddha Konasana)】バッダ(baddha)拘束された/コーナ(kona)角
ウパヴィシュタコナアサナ【ウパヴィシュタ・コーナアサナ(Upavistha Konasana)】ウパヴィシュタ(upavistha)座って/コーナ(kona)角
スプタコナアサナ【スプタ・コーナアサナ(Supta Konasana)】スプタ(supta)横たわった/コーナ(kona)角
スプタパダングシュタアサナ【スプタ・パーダングシュタアサナ(Supta Padangusthasana)】スプタ(supta)横たわった/パーダングシュタ(padagustha)足の親指
ウバヤパダングシュタアサナ【ウバヤ・パーダングシュタアサナ(Ubhaya Padangusthasana)】ウバヤ(ubhaya)両方/パーダングシュタ(padagustha)足の親指
ウルドヴァムカパスチモッタナアサナ【ウールドヴァ・ムカ・パスチモッターナアサナ(Urdhva Mukha Pscimottanasana)】ウールドヴァ(urdhva)上へ、上へ伸ばす/ムカ(muka)顔/パスチマ(paschima)西、後ろ側/ッ(ut)強烈に/タナ(tan)伸ばす
セツバンダアサナ【セツ・バンダアサナ(Setu Bandhasana)】セツ(setu)橋/バンダ(bandha)ロックする

Intermidiate sireise(中級シリーズ)

インターミディエイトシリーズは、別名「Nadi Shodhana(ナーディ・ショーダナー)」とも呼ばれ、エネルギー経路・神経系の浄化を目的としたシークエンスです。

パーシャーサナ【パシャーサナ(Pashasana)】パーシャ(pasha)輪縄
クラウンチャーサナ【クラウンチャーサナ(Krounchasana)】クラウンチャ(krouncha)青鷺
シャラヴァーサナ【シャラバーサナ(Shalabhasana)】シャラバー(salabha)イナゴ、バッタ
ベーカーサナ 【ベーカーサナ(Bhekasana)】ベーカー(bheka)カエル
ダニュラアサナ【ダニュラーサナ(Dhanurasana)】ダニュ(dhanu)弓
パールシュヴァダヌラ【パルシュヴァダニュラーサナ(Parshva Dhanurasana)】パールシュヴァ(parsva)体側、横
ウシュトラアサナ【ウシュトラーサナ(Ushtrasana)】ウシュトラ(ustra)ラクダ
ラグヴァジュラ【ラグバジュラーサナ(Laghu-Vajrasana)】ラグ(Laghu)小さな/ヴァジュラ(Vajra)稲妻
カポタアサナ【カポターサナ(Kapotasana)】カポタ(kapota)鳩
スプタヴァジュラアサナ【スプタバジュラーサナ(Supta Vajrasana)】スプタ(Supta)横になる/ヴァジュラ(Vajra)稲妻
バカアサナ【バカーサナ(Bakasana)】バカ(baka)鶴
バラドヴァージャーサナ【バラドヴァージャアーサナ(Bharadvajasana)】バラドヴァージャー(Bharadvaja)聖者バラドヴァージャ
アルダマッツェンドラアサナ【アルダマッツェンドラーサナ(Ardha Matsyendrasana)】アルダ(ardha)半分/マッツェンドラー(Matsyendra)魚の主
エーカパーダシルシ【エーカパーダシルシャーサナ(Eka-Pada Shirshasana)】エーカ(eka)1/パダ(pada)足/シルシャ(sirsa)頭
dwipada【ドヴィパーダシルシャーサナ(Dvi-Pada Shirshasana)】ドゥウイ(Dvi)2/パダ(pada)足/シルシャ(sirsa)頭
ヨガニドラアサナ【ヨガニードラアーサナ(Yoga-Nidrasana)】ヨガ(yoga)ヨガの/ニドラ(nidra)眠り
ティッティバアサナ【ティッティバアーサナ(Tittibhasana)】ティッティバ(Tittibha)蛍
ピンチャマユラアサナ【ピンチャマユラーサナ(Pincha Mayurasana)】ピンチャ(pincha)羽/マユラ(Mayura)孔雀
カランダヴァアサナ【カランダヴァアーサナ(Karandavasana)】カランダヴァ(karandava)ヒマラヤ生息のアヒル
マユラアサナ【マユラーサナ(Mayurasana)】マユラ(Mayura)孔雀
ナクラアサナ【ナクラーサナ(Nakrasana)】ナクラ(nakra)ワニ
ヴァータヤナア【ヴァータヤナーサナ(Vatayanasana)】ヴァータヤナ(vatayana)馬の顔
パリガアサナ【パリガーサナ(Parighasana)】パリガ(pariga)門、閂
ゴムカアサナ【ゴムカーサナ(Gomukhasana )】ゴムカ(gomukha)牛の顔
スプタウルドヴァ【スプタ ウールドヴァ ヴァジュラーサナ(Supta Urdhva Pada Vajrasana)】スプタ(supta)横たわる/ウールドヴァ(urdhva)上へ、上へ伸ばす/パダ(pada)足/ヴァジュラ(Vajra)稲妻
ムクタハスタシルシャーサナ【ムクタ ハスタ シルシャーサナ(Mukta Hasta Shirshasana)】ムクタ(mukta)自由/ハスタ(hasta)手/シルシャ(shirsha)頭
バッダハスタシルシャ【バッダ ハスタ シルシャーサナ(Baddha Hasta Shirshasana)】バッダ(baddha)拘束された/ハスタ(hasta)手/シルシャ(shirsha)頭

Advanced A sireise(上級Aシリーズ)

アドバンストシリーズは、A〜Dまであり、別名「Sthira Bhaga(スティラ・バーガ)」とも呼ばれ、安定した力を養うことを目的としたシークエンスです。こちらでは日本でも実践者が多いAのみを一覧にしています。

ヴァシシュタアサナ【ヴァシシュターサナ(Vasishthasana)】ヴァシシュタ(Vasishtha)聖人の名前
ヴィシュバミトラアサナ【ヴィシュヴァミトラーサナ(Vishvamitrasana)】ヴィシュヴァミトラ(Vishvamitra)聖人の名前
カシャパアサナ【カシャパーサナ(Kasyapasana)】カシャパ(Kasyapa)聖人(マリチの子孫)の名前
チャコラアサナ【チャコラーサナ(Chakorasana)】チャコラ(Chakora)月の光を食べる鳥
バイラヴァサナ【バイラヴァーサナ(Bhairavasana)】バイラヴァ(Bhairava)シヴァ神の顕現の名前
スカンダアサナ【スカンダーサナ(Skandasana)】スカンダー(Skanda)攻撃者、ジャンパー
ドゥルヴァサナ【ドゥルヴァーサナ(Durvasana)】ドゥルヴァー(Durva)裸、ひどい格好、聖人の名前
urdva【ウールドヴァクックターサナ(Urdhva Kukkutasana)】ウールドヴァ(urdhva)上へ、上へ伸ばす/クックタ(kukkuta)鶏
ガラヴァサナ【ガラヴァーサナ(Galavasana)】ガラヴァー(Galava)賢者の名前
エーカパダバカアサナ【エーカパーダバカーサナ(Eka-Pada Bakasana)】エーカ(eka)1/パーダ(pada)足/バカ(baka)鶴
買うんディニャーサナ【カウンディニャーサナ(Kaundinyasana)】カウンディニャ(Kaundinya)聖人の名前
アシュタヴァクラアサナ【アシュタヴァクラーサナ(Ashtavakrasana)】アシュタ(Ashta)8/ヴァクラ(vakra)結び目、曲がる、曲がっている、変形している人
プールナマツィ【プールナ・マツィエンドゥラアーサナ(Purna Matsyendrasana)】プールナ(purma)全体、完全/マツィエンドゥラ(Matsyendra)魚の王
ヴィランチャアサナ【ヴィランチャアーサナ(Viranchyasana)】ヴィランチ(Viranch)ブラフマーの名前
ドゥイパダヴィパリタ【ドゥイ・パーダ・ヴィパリータ・ダンダアーサナ(Dvi-Pada Viparita Dandasana)】ドゥウイ(Dvi)2/パダ(pada)足/ヴィパリータ(viparita)戻す、振り向き/ダンダ(danda)棒
エーカパーダヴィパ【エーカ・パーダ・ヴィパリータ・ダンダアーサナ(Eka-Pada Viparita Dandasana)】エーカ(eka)1/パーダ(pada)足/ヴィパリータ(viparita)戻す、振り向き/ダンダ(danda)棒
ヴィパリータシャラ【ヴィパリータシャラバーサナ(Viparita Shalabhasana)】ヴィパリータ(viparita)戻す、振り向き/シャラバ(Shalabha)バッタ
ガンダ【ガンダ・ベールンダアーサナ(Ganda Bherundasana)】ガンダ(ganda)頰、額を含む顔面/ベールンダ(Bherunda)鳥類
ハヌマーン【ハヌマーナアーサナ(Hanumanasana)】ハヌマーナ(Hanuman)類人猿の形をしたインド神
スプタトゥリー【スプタ・トゥリヴィクラマアーサナ(Supta Trivikramasana)】スプタ(supta)眠る/トリビクラマ(trivikrama)3つのステップ
ディがアサナ【ディガーサナ(Digasana)】ディガー(diga)皿、1/4、方向、時間、空間
ウッティタトゥリ【ウッティタトゥリヴィクリマーサナ(Utthita Trivikrimasana)】ウッティタ(utthita)/トリビクラマ(trivikrama)3つのステップ
ナタラジャ【ナタラジャーサナ(Nata Rajasana)】ナタ(nata)踊り子/ラージャ(raja)王、支配者
ラージャカポタ【ラージャカポターサナ(Raja Kapotasana)】ラージャ(raja)王、支配者/カポタ(kapota)鳩
エーカパダラジャ【エーカパーダラージャカポターサナ(Eka-Pada Raja Kapotasana)】エーカ(eka)1/パーダ(pada)足/ラージャ(raja)王/カポタ(kapota)鳩

Finishing(仕上げのポーズ)

どのシリーズでも、最後に必ず行うシークエンスです。

うるドヴァダヌラアサナ【ウルドゥヴァ・ダヌラアサナ(Urdhva Dhanurasana)】ウールドヴァ(urdhva)上へ、上へ伸ばす/ダニュル(dhanur)弓
サランバサルヴァンガアサナ【サーランバ・サルヴァーンガアサナ(Salamba Sarvangasana)】サーランバ(salamba)支えられて/サルヴァ(sarva)全体の/アンガ(anga)体
ハラアサナ【ハラアサナ(Halasana)】ハラ(hala)鋤/ハスタ(hasta)手
カルナピダアサナ【カルナ・ピーダアサナ(Karna Pidasana)】カルナ(karna)耳/ピダー(pida)圧迫
ウルドヴァパドマアサナ【ウールドヴァ・パドマアサナ(Urdhva Padmasana)】ウールドヴァ(urdhva)上へ、上へ伸ばす/パドマ(padma)蓮
ピンダアサナ【ピンダアサナ(Pindasana)】ピンダ(pinda)胎児
マツヤアサナ【マツヤアサナ(Matsyasana)】マツヤ(matsya)魚
ウッターナパダアサナ【ウッターナ・パーダアサナ(Uttana Padasana)】ウッターン(uttan)入念に伸ばす/パダ(pada)足
シルシャアサナ【シルシャアサナ(Sirsasana)】シルシャ(sirsa)頭
バッダパドマアサナ【バッダ・パドマアサナ(Baddha Padmasana)】バッダ(baddha)拘束された/パドマ(padma)蓮
ヨガムドラ【ヨガ・ムドラー(Yoga Mudra)】ヨガ(yoga)ヨガの/ムドラー(mudra)形、ジャスチャー
バッダパドマアサナ【パドマアサナ(Padmasana)】パドマ(padma)蓮
ウトゥプルティヒ【ウトゥプルティヒ(Utplutih)*ッ(ut)強烈に
シャヴァアサナ【シャヴァアサナ(Savasana)*シャヴァ(sava)屍

*注)ウトゥプルティヒ・・・ユニークな(珍しい)名詞で正しい翻訳は不明。ポーズの形自体はトラーサナ(秤のポーズ)とも言われる。シャヴァアサナ・・・一般的にこの名称で定着しているが、実はシュリ・K・パッタビジョイスはシャヴァアサナとは呼ばず「レストポーズ」「Lie down」「Take rest」という言葉を使っていた。

Others(その他)

シークエンスの中で行なっているにも関わらず、シリーズのアサナおよびヴィンヤサとしては含まれていないもの。

サマスティティヒ【サマスティティヒ(samasthiti)】サマ(sama)均一な/スティティヒ(sthiti)安定した姿勢
ダンダアサナ【ダンダアサナ(Dandasana)】ダンダ(danda)杖
チャクラアサナ【チャクラアサナ(Chakrasana)】チャクラ(chakra)車輪

アシュタンガヨガのアサナ一覧のイラストを施したグッズを販売しています。良かったら見てみてくださいね!


sumsuunオンラインショップhttps://suzuri.jp/sumsuun )

アシュタンガヨガアーサナパーカー販売中


実はこのパーカー、sumsuunのYouTubeチャンネルで使用しているイラストを使用したオリジナルパーカーなんです。
結構前から販売しているのですが、最近自分でも欲しいなぁと思って購入してみました。生地もラインも着心地がなかなか良いですよ。

夫とも兼用できるゆったりMサイズです。


プライマリーシリーズの全ポーズが順番通りに描かれているので、これを練習の時に着て行って、マットのそばに置いておけば、順番がわからなくなってもカンニングできますよ(゚∀゚)
購入した方にsumsuunの宣伝をして欲しいという理由で作ったのではなく、純粋にアシュタンガ大好きなヨギーが、心置きなくいつでもどこでも着られるように、sumsuunのネームは入れていません。
このパーカーの購入は、以下からできます。
https://suzuri.jp/mrklab/1696341/hoodie/s/white
色は18種類から選べ、サイズはS、M、L、XL、XXL、キッズサイズもあります。(在庫のある限り)
他にも色々なオリジナルグッズを取り扱っていますので、是非オンラインショップを覗いてみてください。

sumsuunオンラインショップ(https://suzuri.jp/mrklab))

伝統的なアシュタンガヨガとParampara(パランパラ)について

伝統的なアシュタンガヨガは、”パランパラ”の概念に基づいています。これは、教師から生徒へと直接継承されてきた経験的な知識を意味する用語です。

私たちの教師は、アシュタンガヨガの総本山である南インドマイソールシティのSri K. Pattabhi JoisR.SharathJoisR.Saraswathiによって教えられたアシュタンガヨガの指導に専念しています。

Parampara」は文字通り途切れることのない継承を意味し、教師から生徒への直接かつ途切れることのない知識の伝達を意味します。

伝統的なアシュタンガヨガは、パランパラとその確立された指導への取り組みに基づいています。

Shri K. Pattabhi Joisは、この方法を採用し、インドのマイソールから世界中に広めました。グルジの教えは現在、彼の家族、R. Sharath JoisR. SaraswathiManju JoisSharmila Mahesh R.シャラスジョイス、R.サラスワティ、マンジュジョイス、シャルミラマヘシュ)によって引き継がれています。

アシュタンガヨガの系統に身を委ねることは、何千年もの間流れてきた教えの川、過去と現在の師たちが継いできた知識と知恵の海へと続く川に入るということです。

ウディヤナバンダとムーラバンダ

みなさん、こんにちは!
今回は、「ウディヤナバンダ」と「ムーラバンダ」についてのお話です。
聞いたことがない方のために、以下に書いておきますね。


バンダ」・・・締め付ける、引き上げる、引き込む etc
ウディヤナバンダ」・・・下腹部(みぞおち〜ヘソ下、丹田)を背骨の方に引き込む、または引き上げる
ムーラバンダ」・・・骨盤底(会陰部と肛門の間の括約筋)を引き締める、収縮させる


アシュタンガヨガでは、アーサナ中にこれらのバンダと呼ばれるテクニックと、独自の力強い呼吸法を合わせて使うことにより、より大きなエネルギーを作り出しそれをキープし続けることで、浄化の効果を高めることができます。
ただの運動なら、やればやるほど疲れていきますが、このテクニックを使うアシュタンガヨガは、エネルギーが保持できるので最後まで疲れずに続けられるのです。
ただし、このテクニック、ある程度アーサナが進んだ方でないとうまく使えないかもしれません。
事実、私も「バンダ」を意識し始めたのは、練習を始めてしばらく経ってからです。
ですので、アシュタンガヨガを始めたばかりの方にとっては、まだそれどころではないかもしれませんが、頭に入れておくといつか役に立つと思います。


バンダをうまく使えていると、身体が軽く持ち上がるし、疲れにくい!

 

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↑ バンダを使っていなければできない動き
不思議ですよね。
ところが、このバンダを使うにはかなり集中力がいるし、呼吸が整っていなければいけません。
ドラゴンボールの悟空たちが、技を繰り出す前に気(エネルギー)を溜めますよね。その時とっても集中しています。呼吸も乱れていません。
鬼滅の刃でも竃門炭治郎が、全集中の呼吸で強い力を作り出して鬼と戦いますよね。
バンダも同じです。

ジャンプバックする時、その前のアーサナの5呼吸でエネルギーを溜めます。
そして次の呼吸に合わせ、エネルギーを保持しながらジャンプバック&ジャンプスルーするのです。うまくいった時は、身体が軽くなってフワッとゆっくり動くことができます。

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でもプラクティス中、これをずっと維持できる人はかなりの上級者です。
ほとんどの人が一回の練習で、やっと数回うまくいくかなぁ・・という程度。


うまくいかない時の原因
・呼吸が乱れていて動きを合わせるタイミングがずれる
・呼吸が乱れていて、エネルギーが作られていない
・ウディヤナバンダが緩みエネルギーが作られていない
・ムーラバンダが緩んでエネルギーが漏れている


ウディヤナバンダとムーラバンダを使うときは、風船を膨らませるイメージ
風船を膨らませる時、最初は思いっきり強く息を吹き込みますが、一度膨らみ始めたら、続けて一定の強さで息を吹き込めば、効率よくスムーズに膨らんでいきますね。
次に、一度入れた空気が漏れないように、風船の吹き込み口を指で塞ぎます。
当然ですが、指が緩めば空気が漏れます。
膨らんだ風船は、軽くなってフワフワ浮きます。

バンダと呼吸をうまく使えた時の身体もこれに似ています。
ウジャーイ呼吸は、一定の長さ、強さ、を意識しながら行えば、身体の動きが安定しますし、風船の吹き込み口を、ウディヤナ(下腹部)とムーラ(骨盤底)、吹き込まれた空気をエネルギーに置き換えるとなんとなくそのイメージが掴めると思います。


一定の呼吸で効率よく体内に作られたエネルギーを、バンダを使って逃げないようにする。
これが、呼吸とバンダのテクニックです。
何度も言いますが、これを実践するには、呼吸の安定高い集中力が必要です。
ですが、練習を繰り返し継続することによってのみ、鍛えることができます。鍛えようと思わなくても自然と鍛えられるものです。
とても時間がかかるものなので、根気が必要ですが、今ある自分の課題に楽しく取り組みながら、少しずつ進化していきましょう!

インターミディエイトシリーズを始めるには(アシュタンガヨガ中級)

YouTube「アシュタンガヨガを動画で学ぶ」チャンネルで、3月ごろからアシュタンガヨガプライマリー(= 初級)シリーズの解説をしてまいりましたが、先日その全ての解説が終了しました。
当初、このチャンネルでは、プライマリーシリーズのみを配信しようかと考えていましたが、現在アシュタンガヨガが、多くの人に親しまれ実践をされていることで、個々のレベルもひと昔と比べるとかなり上がっていて、インターミディエイト(= 中級)シリーズを練習される方も増えてきているため、動画を通してインターミディエイトシリーズの解説をしても良さそうだな、と。

プライマリーでは前屈系のアサナがほとんどでしたが、インターミディエイトから、脊椎周辺を刺激する後屈系のポーズがたくさん登場します。
プライマリーとインターミディエイトは、「表」と「裏」、もしくは「肉体」と「神経」といったような関係性で、両方をバランスよく行うことでより全体がうまく作用し、その効果が高まると思われるからです。(プライマリーが「内臓の浄化」を目的としているのに対し、インターミディエイトは「神経器官の浄化」を目的としている。)

どのような流れで練習を進めていくのか

プライマリーシリーズをしっかりと理解し、何も見ずに正しい順序で行える最初から最後まで休憩せずにプラクティスができる方なら、各アサナの深まり具合は関係なく、インターミディエイトシリーズを練習しても良いと思います。

本来は、ドロップバックカムアップができたらセカンドへ進めるという基準もありますし、私も先にドロップバックカムアップをやりましたが、それらは後屈系がある程度深まってからでないと難しいので、後屈が苦手な方はセカンドの前半に出てくる後屈系の連続したポーズをある程度練習した後に挑戦した方が良いと私は思います。

ただし、間違った理解で先に進んだり、体力や筋力、柔軟性が不足した状態で進んでも効果がないどころか、体を痛めてしまったり、心が折れたりする可能性が高いので、焦らず、しっかりと自分の心と体に向き合って、自分の直感で判断してください。


☆中級シリーズを初めて練習する方
プライマリーの「セツバンダアサナ」まで通常通り練習した後、インターミディエイトの最初のポーズ「パーシャアサナ」から一つずつ追加していき、できないポーズでストップし、フィニッシングを行う。

☆カポタアサナ(インターミディエイト9番目のアサナ)ができるようになった方
プライマリーの中の「パールシュヴォッタナアサナ」まで進んだら、インターミディエイトの最初のポーズ「パーシャアサナ」に進み、カポタアサナ以降のポーズでできるところまでを練習する。

☆最後までできるようになった方
ムーンデーと週に一日は練習をおやすみし(女性は生理期間もおやすみします。)、休みに入る前日と休み明けはフルプライマリー、翌日からインターミディエイトとプライマリーを交互に行います。


YouTubeの動画では、アサナをひとつずつ丁寧に解説していこうと思います。

「心を浄化」ってどうやるの?!アシュタンガヨガ・心の浄化のプロセスについて

アシュタンガヨガは心身を浄化します。
・・・と、言われても、一体どうやって?!どんな理屈?と思いませんか?

体の浄化については、YouTubeチャンネル「アシュタンガヨガを動画で学ぶ」の中の座学などで触れているのですが、心の浄化についてはあまり詳しくお話ししていないので、今回は、私の実体験を元に、心の浄化のプロセスについてお話ししてみたいと思います。


アシュタンガヨガを始めて起こった変化

【ケースその1】

アシュタンガヨガを始めた当初、私はなぜかとても怒りっぽくなっていました。自分の正義に当てはまらない他人に対して怒りが湧いて仕方ないのです。
ですから、ヨガをしているのにこんなに気持ちがギスギスするなんて、やってる意味あるのかな?と思ったことがあります。

【ケースその2】

アシュタンガヨガのハーフプライマリーをコンスタントに練習していた頃。
最初は自分一人でDVDを見ながら練習していましたが、ある時からスタジオに通うようになりました。すると、気がついたら、他の生徒さんと自分を比べるようになりました。
「あの人より自分の方ができている」「あの人はあのポーズできるんだ!すごい!羨ましい!」と比較ばかりして全く集中できなくなって、苦しさを感じるようになりました。
楽になるためのヨガなのに、苦しい思いをしないといけないなんて本末転倒じゃないか・・・、と思いました。

<心の浄化プロセス1>「煩悩エネルギーの表面化」

『エネルギーは自分の意識の方向に流れる性質があるので、普段から怒りっぽい人はさらに怒りっぽくなり、物欲やお金に囚われている人はさらにその傾向が強くなる』

と言われています。


(2006年11月10日発行 Yogini vol.9より)

 

ですので、私の場合、このアシュタンガヨガの練習によって「怒り」や「プライド」といった煩悩エネルギーが刺激されて表面化したのだと思われます。
私はなぜこれらの煩悩が強いのか、その原因について子供の頃を思い返して考えてみました。

【ケースその1】

私の父親が非常に真面目で、自分にも他人にも厳しい人でしたので、その影響が大きいと思うのですが、私も他人に対して厳しくなってしまうところがかなりあったと思います。
「自分はこうしてるのに、なぜあの人はできないんだろう」とか、自分の基準に当てはまらない人を許せない。そのことを誇りにさえ思っていたと思います。
でも結局、その感情が出てきた時に苦しい思いをするのはいつも自分でした。
私にとって、他人への怒りは苦しみでしかなかったのです。

【ケースその2】

三人姉妹の真ん中で、いつも比べられて育ったこともあり、私はとても「競争心」が強かったと思います。
常に優秀でなければ可愛がってもらえないと思い込んで育ったのです。
動機がそういうものなので、やりたくないことや楽しくないことも無理に頑張ったりして、その先にある成功体験や自分自身の達成感などがあまり感じられないままでした。正直苦しかった思い出ばかりです。
そういう中で「競争心」ばかりが育って、自分が楽しむためではなく、人より優れていたいというプライドばかりが強くなっていました。
その切羽詰まった感情は、苦しみでしかありません。

そのようなことを、私はアシュタンガヨガの練習やその他の学びを通して気がつくことができました。
つまり、それによって自分を苦しめている煩悩を自然に表面化していたのです。

<心の浄化プロセス2>「ありのままを受け入れ、その後の言動に注意する」

自分の性格のネガティブな部分に気がつくと、多少なりともショックを受けます。受け入れがたい真実。短所と長所は表裏一体とも言えると思うのですが、私には「人に好かれたい」という欲の強さもあり、人より優れていたいプライドや自分に対する怒りも手伝って、このままではいけないという気持ちになったのでしょう。「変わりたい!」と積極的に思うに至りました。その後は、自分の立ち居振る舞いや言動に「危険」を感じたら、反省して改めたり、次は気をつけよう・・・と思ったり、その繰り返しです。すぐにそういう部分が直ると思ったら大間違い。そう簡単なことではないけれど、「意識する」ということが何より大事だと思っています。

煩悩は薄れてやがて浄化される

【ケースその1】

練習を始めてしばらくしたら、いつのまにかその怒りっぽいところがマシになっていることに気がつきました。
今でも同じようなシチュエーションに出くわした時、一瞬火がつきますが、「おっといけない、いけない、これは私の悪い癖だ」と、そのつきかけた火を吹き消す余裕ができてきたのかな?と思います。少なくとも、当初のように苦しいと感じるようなことはなくなっています。

【ケースその2】

自分がどのくらいできているのか、ということや、自分よりも練習が進んでいる人のことが全く気にならないか、と聞かれると「気になります!」というのが本音です。
ただ、以前のように「焦り」や「嫉妬」といったネガティブな感情はあまり出て来ず、「尊敬」や「信頼」という感情が芽生え、それによってやる気を起こして練習を楽しめるようになりました。

アシュタンガヨガは、体の中に火をおこして、ネガティブなエネルギーをどんどん燃やして、そして最後には浄化されるシステムです。
そして最終的には、ネガティブな感情が生じにくい穏やかな心を持てるようになります。
(アシュタンガヨガは、そういう独自のアプローチをしているだけで、他のヨガも同じく最終的にいきつくところは、サマディ(三昧、解脱)です。)

原理としては、自分の持っているネガティブなエネルギー(心を煩わせ苦しめる煩悩)が表面化するので、とってもわかりやすいし対処しやすい。
表面化した煩悩を、客観的に受け入れる訓練をしていれば、いつしかその煩悩は抗うことをやめ、消えてしまいます。
それが浄化と呼ばれる所以です。

もしここで、自分のネガティブな感情に目を向けずにごまかしていると、何が自分を苦しめているのかがわからなくなってしまいます。
あるいは、自分のことを棚に上げて他人や何か別のことを原因にしてしまって、それに納得がいかない相手とトラブルが起きます。

さて、アシュタンガヨガを始めたあなたが、いつか「私って嫌な人間だなあ・・・苦しいなあ・・・」と感じることがあれば、そんな部分を浄化するチャンスです。
その時は、とりあえず難しいことを考えずに、ただひたすらアーサナを練習してみてください。浄化するまでどのくらいの時間を要するかは、その人の煩悩がどのくらい強いかによって異なりますので、焦らずに、その時が来るのを楽しみに練習を続けましょう。

そのうち、これまでよりもずっと生きやすくなっていることに、気がつくはずです。