カリスマ、仏陀。

Wat Chedi Luang(ワット・チェディ・ルアン)の涅槃仏
Wat Chedi Luang(ワット・チェディ・ルアン)の涅槃仏

タイ人の95%が仏教徒だそうです。
宗教というのは、とてもややこしいところがあると思うのですが、「信仰」という行為に振り回されなければとても便利なツールだと思います。
そもそも、人間が感情や過去や自分の周りに起こる出来事に振り回されずに、心を自ら統御できるのであれば、「神」や「仏」や「宗教」などというものは存在しなかっただろうと思います。ですが、人間はどんどん鈍くなっていき、そういったツールがなければ心を統御できないようになってしまったのです。

仏陀(釈迦、ゴータマ・シッダールタ)は自分の説法の中で、唯一神の存在を認めてはおらず、信仰対象に執着せず、自分(ブッダ)の言葉にすら執着してはいけないよ、と言っています。それはつまり、自分の教えは「宗教」ではなく、心を自ら制御するトレーニングメソッドであるので、自分を神や仏のように崇めるというのは違うということなのです。

私はこの言葉にとても感銘を受けました。私がヨガやタイマッサージに深い興味を抱いたのも、心を統御するトレーニングをしたかったからなのですから・・・。それ以来、ブッダは私にとってもカリスマ的存在になったのです。
それでも現代では、ブッダは多くの弟子やファンから神格化され 、タイでも多くの寺院で崇められています。チェンマイにもどこかしこに寺院があり、金ピカの仏像がたくさんあります。それは仕方の無いことかもしれませんね。なぜなら先述の通り、そういうものがなければ人は自分の心を統御できないからです。

ちなみに、私がタイで訪れた寺院の中で一番のお気に入りは、Wat Inthrawatというところです。街から少し離れた静かな場所にあって、質素で素敵な寺院でした。唯一もう一度訪れたいと思うお寺でした。

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