アシュタンガヨガの伝統的な練習方法について

ヨガは、年齢や健康状態に関わらず、誰でも練習ができるものです。

もちろん、持病があったり高齢であれば、若い健康な人とは異なる方法で練習をすべきであり、また、それぞれの生徒の生活に適したペースで指導されなければならないものです。

アシュタンガヨガは、南インドマイソールで生まれた伝統的なヨガのシステムです。ヨガをしたことがない方でもはじめられるような自然な流れで、少しずつ心身の成長に伴ってレベルアップしていくように作られているため、無理なく続けられるのです。

アシュタンガヨガの6つのシリーズ

アシュタンガヨガには6つのシリーズがあります。まず初級となるプライマリーシリーズが60種類、中級となるセカンドシリーズが40種類、上級となるサードシリーズがA〜Dまであって120種類のアーサナがあります。これを全て合わせると、200種類以上のアーサナがあるということになりますが、これをいっぺんに全て行う訳ではありません。

初心者はプライマリー(初級)シリーズから

プライマリーシリーズは、スリヤナマスカラA&B、スタンディング、シッティング、フィニッシングのシークエンスで構成されています。そのうち初心者はしばらくの間、太陽礼拝とフィニッシングの蓮華座だけを行い、最後は10分間レストポーズ(仰向けに横たわり休む)をして終わります。太陽礼拝AとBを正確にできるようになったら、ひとつずつポーズを加えて、できる範囲で練習します。次第に体力や筋力がついてくるので、それに応じて練習量を増やしていきます。どのポーズで終わっても、必ずフィニッシングの蓮華座とレストポーズは行うようにしてください。年齢や、能力にもよりますが、だいたい毎日練習をしている人なら、3ヶ月もあればプライマリーシリーズを全て行えるようになります。

練習を行う上で大切なこと

様々なアサナを習得し先に進んだとしても、練習をする際は、必ずスリヤナマスカラと最後のパドマーサナ、レストポーズを含めなければなりません。

このような伝統的な方法でヨガを学ぶことは、どのレベルの生徒に対しても大きな利益をもたらします。アシュタンガヨガを毎日練習すれば、自分自身の理解は深まり、メソッドも熟達し、その効果はどんどん大きくなっていきますが、これを達成させるためには、決して焦らずゆっくりと献身的かつ辛抱強くアプローチすることが最良です。