YOGA LIFE sumsuun

アシュタンガヨガで明日を生きやすくする

アグレッシ部を発足しました!〜ポーズと向き合う時間の意味〜

約4分

アグレッシ部発足

このたび、私たちは新たなプロジェクト 「アグレッシ部(AGGRESSIVE)」 を発足いたしました。

「アグレッシブ(攻撃的)」という言葉には、激しさや力強さを感じると思いますが、この名前に込めた想いは、「本気で向き合う」「恐れず挑む」「諦めない」という、静かな内なる情熱です。

アグレッシ部の発足にあたり、今日は練習における大切な考え方をの一つをお伝えしたいと思います。

ヨーガはポーズが目的じゃない。でも…

ヨーガの学びにおいて、「ポーズができることが目的ではない」という言葉はよく聞かれます。
もちろん私たちもその考えに共感しています。
ヨーガとは、心を整え、日々を調和の中で生きていくための実践であり、最終的には本当の自分に気づいていく旅でもあります。

しかし、だからといって、アーサナ(ポーズ)に挑戦すること自体に価値がないわけではありません。

特にアシュタンガヨガでは、高度なアーサナも多く含まれています。それらに取り組むことは、肉体だけでなく、呼吸・集中・心の持ちよう――つまり内面の在り方すべてと向き合う時間でもあるのです。

チャレンジは自己対話

難しいポーズに挑むとき、私たちは多くの「心の声」に出会います。

「できるかな?」
「怖いな..」
「無理かもしれない..」
「もう少し頑張ってみよう」

そこには、自信のなさ、不安、過去の経験や思い込み、時には喜びや驚きといった、さまざまな感情が表れます。
アーサナに本気で向き合うというのは、「自分自身との対話」そのものです。

形を追い求めるのではなく、
その過程で自分がどんな心でいるのか、どう向き合っているのか、何を乗り越えようとしているのか。
その気づきこそが、ヨーガの大切な一部だと、私たちは考えています。

情熱を持ち続けて、執着は手放す

ヨーガでは、「執着しないこと(アパリグラハ)」とてもが大切にされています。

結果にこだわりすぎると、心がとらわれてしまい、かえって苦しくなります。
「できるようになりたい」と願う気持ちも、時に重荷になることがあります。

でも、私たちはこうも思います。
「できるようになりたい!」という気持ちは、素直でまっすぐなエネルギーです。

ただし、そのエネルギーに振り回されるのではなく、うまく使う。
結果に固執するのではなく、プロセスを楽しむ。
喜びや悔しさ、一喜一憂する気持ちすら、ヨーガの糧にしていく。

それが「AGGRESSIVE」に込めた私たちのメッセージです。

努力は裏切らない

「できるようになる」ことに価値があるのではなく、「できるようになりたい」と願い、そのために取り組んできた日々こそが、私たちの心と体に確かな変化をもたらします。

たとえアーサナがまだ完成しなくても、今日までの練習、悩んだ時間、挑戦し続けた日々――
そのすべてが、あなたの中に蓄積され、確実に力になっていきます。

私たちは「できる・できない」で、自分の価値を測ってしまいがちです。
でも、結果だけを見てしまえば、そこで道は終わってしまいます。
本当は、その過程の中にこそ、たくさんのギフトが隠れているのです。

努力することで、呼吸は深まり、集中力は養われ、身体はしなやかに整っていきます。
それは、たとえ理想のポーズにたどり着けなかったとしても、日常の自分自身の在り方に確かな変化をもたらしてくれるはずです。

だからこそ、努力は裏切らないのです。
ヨーガの練習とは、成果を「手に入れる」ことではなく、経験を「積み重ねる」ことです。

ポーズができても、できなくてもいい。
でも、努力したことは、どこにも消えず、あなたの内側にちゃんと残っていく。

それが、ヨーガが教えてくれる、誠実さの力です。

「できるようになりたい」と言える空気を

冒頭でも触れた「ポーズができることが目的ではない」というフレーズが一人歩きをしてしまい、なんだか「できるようになりたい」と言いにくい…そんな空気を感じることがあります。

でも、成長したい、変わりたい、自分の可能性に挑戦したい――その願いは、とても尊いものです。

アグレッシ部では、そうした心を肯定し、応援したいと考えています。
挑戦すること、怖がらずに一歩踏み出すこと、努力すること、続けること。
そこにある「静かな情熱」に、私たちは寄り添っていきたいと思います。

真剣さは美しい

ポーズができるようになることだけがヨーガではありません。
でも、本気で取り組むことからしか見えない景色もある。

私たちは、その両方を大切にしたい。
だから、「AGGRESSIVE」という名前を選びました。
それは、見た目の力強さではなく、内なる覚悟と誠実さの象徴です。

アーサナの練習に、もう一度「自分らしい情熱」を取り戻したい方。
ただ流すのではなく、「今ここ」に心を込めて動きたい方。
そんな皆さんとともに、新しいチャレンジを始めていけたら嬉しいです。

アグレッシ部の活動について

で、アグレッシ部って何するの?って話ですが、基本的には日々のデイリープラクティスをもくもくと実践していも、簡単にはできるようにならないような難関ポーズのワークショップなどを開催していきたいと思っています。

今回はアシュタンガヨガを始めたら誰もが憧れる「ジャンプバックスルー」の全4回集中講座を開催します。

詳しくはNEWS

この記事を書いた人

YOGA LIFE sumsuunディレクター *アシュタンガヨガ指導者KENSUKE
アシュタンガ暦2年。sumsuunのYouTubeチャンネル運営に関わることで、アシュタンガを徐々に知りはじめる。2020年のインド修行に同行したことをきっかけに、帰国後にアシュタンガをはじめる。日々練習に励む。 詳細プロフィール→
Share / Subscribe
Facebook Likes
Posts
Hatena Bookmarks
Pinterest
Pocket
Evernote
Feedly
Send to LINE