YOGA LIFE sumsuun

アシュタンガヨガで明日を生きやすくする

子供にアシュタンガヨガを教えることについて

約4分

早いもので、私の娘、今春から小学生になります。
娘は夫と「小学生になったら、アシュタンガヨガを始めようね」って約束をしています。

そういうこともあって、最近子供がヨガを始めることについてよく考えるようになりました。
ヨガは「心身の健康と安定性、強さ、柔軟性などを養い、どのようなことが起きても冷静に客観的に対処できる」ようになるための練習です。

人生は車の運転と同じです。

運転者の心身が健康で、安全運転を心がけていれば、そうそう事故に遭うものではありません。

もちろん、理不尽な貰い事故のようなものもあるでしょうが、多くは脇見していたとか、イライラして荒い運転をしていたとか、ぼーっとしていたとか、居眠りしちゃったとか、最近よくニュースで見かける、持病があり運転中に気を失って大事故を起こす、とか・・・。
身体が健康でなく、心が安定しておらず、冷静ではない状態であることが原因の多くを占めています。

また、車の窓ガラスは、いつも綺麗にしていなければ、どんどん汚れて、曇って、道や周囲の様子が全然見えません。
見えなければ、不安で不安でまっすぐ進むことはできないし、見えないまま無謀に進めば壁に衝突したり、人を巻き込んで命に関わる大事故を起こします。

怖いですね。

でもこれって人生でも全く同じことが言えますね。
自分の生まれ育った環境や出会った人との関係性などによって形成された心。

その「心」を、車の窓ガラスに例えると、、、、

それがほとんど良い環境、良い人間関係の中で形成されたものならば、比較的前方をしっかりと見渡せるようなクリアな窓ガラスでしょう。
だけどそうでない場合、汚れて曇って前方がよく見えない窓ガラス。

当然その度合いは人によって様々ですが、どうであれ他人と異なる心の癖や色眼鏡を持って、顔を合わせたり、話したり、討論したり、一緒に同じことを行ったりするので、衝突しない可能性の方が低いですよね。

それに加えて、心身が健康でないと不安だし、冷静な判断や客観的な思考、集中力がないとなると、どう考えても上手に人生を歩いていける気がしません。

ヨガと出会って人生が変わった

私もヨガをまだ知らなかった20代後半までは、まさに汚れた窓ガラス(無知・迷妄)で無謀な運転(人生)を繰り返していましたよ。
ですから、大事故(トラブル)をたくさん起こしましたし、人(の心)をたくさん傷つけてしまいました。
なかなか自立できず、もうどのように生きていけばいいのか全くわかっていませんでした。

ですが、ヨガと出会い、車の窓ガラス(心)を自分で磨くことを覚えました。
道が見え、周囲の状況が見え、安全運転の仕方がわかるようになりました。

心から、ヨガと出会えてよかったと思います。

理解できなくても大丈夫

経験が未だ少なく保護者の管理下にある子供にそのようなことを言葉で伝えてもピンとこないでしょうし、難しいかもしれません。
だけど、最初は何も考えずにアーサナや呼吸の実践をするだけでいいと思うのです。習慣になったら、少しずつヨガとは何なのか?普段の生活や会話の中に少しずつ取り入れながら教えていくと、自然とより良い生き方というものがわかってくるはずだと。

子供の場合、まだ窓ガラスがほとんど汚れていないので、ちょっと拭けばピカピカになるのは早いですし、純粋であればあるほど、判断力や思考力が養われるスピードは早く、そこから先も自然と正しい道を選択するようになるので、親としても安心して見守っていられるはずです。

ヨガは「生き方そのもの」であり、「より良く生きる技術」でもあります。

呼吸とアーサナで、強くしなやかで健康な心身を育て、連続した動きを続けることで集中力を高めます。
そして自分のうちにある「神聖さ」を信じ、感謝する心を養います。

今はまだ意味がわからなくても良いから、是非子供たちに早いうちからヨガをしてもらいたい、と思います。

そんな娘がアシュタンガヨガを始めて半年、YouTubeチャンネル開設しました。お子さんのいる方、良かったら覗いてみてくださいね!

この記事を書いた人

YOGA LIFE sumsuun代表 アシュタンガヨガ指導者Mariko
アシュタンガヨガ正式指導者(SYC Authorized_Lv.2)2012年指導者としての活動を開始。出産・育児による活動休止を経て、2020年より南インドマイソール総本山 Sharath Jois師の下で修行。現在も指導者、実践者として学びを深める。 詳細プロフィール→
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